加藤社長が考える「街づくり」とは?
「かゆいところに手が届く」のが、街づくりだと思っています。よく駐車場を造ると土地活用の効率が良いと言います。ただし、住宅もない田んぼの、ど真ん中に、100台収容の駐車場を造っても価値はありません。
使う人がいて、初めて価値が生まれます。それは、住宅も一緒です。人を呼び込んでいかない限り、いくら良い建物を造っても良い住宅にはなりません。公共性のあるものが周りにあって、その中に建っているから意味があるんです。
だから、建物をただ造るのではなく、「住みやすい環境、良い地域性というのをデザインする」=「街づくり」をしていくことが大切なんです。住みやすい環境を造り、良い住宅を造れば人がたくさん集まってきます。人が集まれば、多くの税金が集まり街を豊かにします。それが地域の人たちの助けとなり、さらによい街づくりへと繋がっていくと考えています。
大家さんでもある加藤社長が考える大家像とは?
大家さんは、「入居者の前に出て行かないもの」です。というのも、直接やり取りをしてしまうとお互いに情がわいてしまいます。そうすると入居者は大家に期待する、そこから甘えが生まれるのです。それが、家賃の滞納や、だらしない態度へと繋がっていきます。だからなるべく影を潜める!どんな良いことも悪いことも、管理会社を通して入居者に伝える。管理会社は大家さんの代弁者なのです。
何故、代弁者が必要なのかというと、それは大家さんが全部権力を持ってしまうと、それに擦り寄ってくる人も現れるからです。そういうことが起こらないために、大家さんも1つの事業体として考えることが必要なんです。
かといって、管理は管理会社に任せるのならば大家さんは何にもしなければ良いのか、というとそれは違います。大家さんは地域の良い人でなくてはいけないし、町会のことや地域のことに関しては率先してリーダーシップを取る、それが大家さんの役目だと思います。
大家さんに求めるものは何ですか?
何をするのにも言えることですが、やたら損得勘定で動く人は駄目です。工費は安く家賃は高くとか、家賃は高く取るのにサービスは悪いなど、話になりません。
仕事っていうのは、かいた汗の分だけお金になるんです。一生懸命考えて、脳みそが汗をかいた分だけ利益になるのです。だから、大家さんも一緒に考えて、より良いものを造っていく、その結果に細かいところまで行き届いた建物を造ることが出来て、それが利益になる。そういうことを理解出来る人。自分の土地をポンッと投げて、全てお任せしますじゃなくて、一緒に考えてより良いものを造っていける大家さん。
最後には、「この人が地主で良かった」そう言われるような努力をしなければいけない!そういう努力が出来る大家さんと一緒に、良い街づくりをしていきたいですね。
大家さんに保証出来ることはありますか?
ほとんどの業者は良いことばかりを並べて言いますが、実際は大家さんの土地を頂きましょうっていう考えが強いんです。だけど、ユニ・ハーベストの場合は「土地を活かしましょう!」という考えを基に色々なご提案していきます。
ほとんどの業者は良いことばかりを並べて言うんだけど、 実際は大家さんの土地を頂きましょうっていう考えが強いんです。 だけど、ユニ・ハーベストの場合は「土地を活かしましょう!」 という考えで色んなことを提案していく。
簡単に言えば、狩猟的な考えではなく、農耕的な考え方です。作物を作って、収穫して、それを収穫祭で祝ってから食べる、農耕的な考え方って言うのは、誰も犠牲者が出ないのです。
でも、ほとんどの業者は狩猟的な考えで大家さんにものを提案する。つまり、一時的に獲った獲物を与えた振りをしながら自分たちの私腹を肥やしていくのです。実際、本当に多いんですよ。
では、何故、みんな狩猟的な考え方をしてしまうのかというと、農耕民族的な考え方だと大して会社が儲からない、というのがります。しかし、農耕民族的な考え方の方が、長く土地を活かすことが可能であり、しかも次の世代に自分の土地を受け継ぐことが出来るんです。土地活用という意味では、「次の世代に継承していく」というのが一番大切なことなのではないでしょうか。
物件へのこだわりを教えて下さい。
1つは、癒し。人に優しい、思いやりのある建物。例えば、大家さんが「いつでもゴミ捨てていいですよ」と言うと、入居者には優しいと思うかもしれません。しかしルールが乱れて、悪い人を呼び寄せてしまい、結果として物件の価値の低下へと繋がってしまうかもしれません。他人に厳しいということは、自分にも厳しくしなければならないということですから、大家さん側も大変だったりします。では何故、厳しくするのかというと、それは思いやりがあるからです。住人を想い、建物を想うから厳しく出来る、本当に住人を想っているなら厳しくしなければならないし、厳しくすることが住民の安全の確保にも繋がる訳です。
2つ目は、「ぎちぎちとした建物を建てない!」ということです。容積一杯で余裕のない建物や目先の利益ばかりを追った建物は建てません。安く造って、高く貸そうなんて、絶対にやりたくありません!あくまで、経営だからきちんと利益が取れるものを造るし、利回りが悪いようなやり方もしません。でも、顧客満足度の高いもの、ゆとりのあるものを造りたい、という想いはありますね。
大家さんと入居者の関係はどうあるべきだと思いますか?
公共性を持って、平等に接する事。個人的に接してしまうと、自分の価値観で入居者を不公平に扱ってしまい、それが建物への不満や不安に繋がる恐れがある。だから、管理は管理会社に任せましょう。やはり入居者だって管理会社相手の方が不満を言いやすいし、向こうは業務として行っている分、対処も迅速です。
大家さんが、自身で管理を出来るとしても、管理会社に間に入ってもらうことで、大家さんと入居者のより良い関係が築けると思います。費用にしても、管理費は余分に掛かっているけど、家賃の回収の滞りなどがなくなり、結果的に安上がりなのです。その浮いたお金は、入居者へのサービスという形で還元していけば、さらに良い関係が築けると思います。
物件を管理する上で心がけていることを教えて下さい。
大家さんというのは財産を入居者に提供しているから、その対価として家賃を頂いているのです。ユニ・ハーベストは、その財産を管理するために、家賃の一部を管理料として頂いています。
管理している「財産」という考え方の中には、「そこに入居している入居者」も含まれています。ですから、入居者の安全を確保し、住みやすい環境を提供するためにも、住環境を管理していきましょう、ということです。ルールを守った人が一番得をする、安心して暮らせるという形を作るためには、ルール違反した人たちはそれなりのペナルティを背負う必要があります。そこは厳しくしないと意味がありません。そういう考え方でいれば、何も難しいことはないんじゃないかと思います。
加藤社長の考える成功とは何ですか?
人は何の為に生きていると思います?死ぬための暇つぶし?それも一つの考え方ですよね。一生懸命生きていても50年生きれば50歳だし、ちんたらと生きても50歳。今の日本で普通に暮らしていけば死ぬ事はないから、どう生きようと50歳は50歳なんですよね。
だけど何のために、「いい車に乗りたい」、「いい家に住みたい」って思うんでしょう。自分の満足度は自分が決めるんですけど、人に評価されてこそ意味があるのかもしれません。満足するくらいお金を得られれば成功だと言う人もいるでしょうし、自分は冷飯食っていても、周りの人にあなたのお陰で助かりましたって言われればそれで満足という人もいるでしょうし。一概にどっちが成功者だっていうのは言えません。ただ、自分が満足できることが一つの成功と言えるかもしれませんね。
将来のビジョンを教えて下さい。
地域を拡大していきたいというのはありますね。ユニ・ハーベストの物件と同等のクオリティを持った物件って、よその地域では中々見当たらないんですよ。だから、同等のクオリティを持った物件を他の地域へ広げていくにはどうしたらいいかなって考えた時、それには、うちのマンションに共感してくれる大家さんなり建築会社さんがいないと難しいかなぁって。共感してくれる人たちが色んなところに居て、そこから色々な情報を発信していけたらいいなぁと思っています。転勤族の人たちを上手く掴んでいって、どこへ行っても同じクオリティの物件を提供出来るようにしていきたいですね。
それと、これは個人的にやってみたいことなのですが、リゾートホテルの企画なんかもやったら楽しそうだと思います。あとは、店舗の企画にも興味がありますね。やたら規模だけは大きいけど、つまらない店舗ってあるじゃないですか?「もっと建物を凝ればいいのに」とか、「せめて無機質な真っ白い壁の店舗だったら床を変えるだけでも違うのに」とかつい思ってしまうんです。「お金かけなくていい、単純でいい」っていうのも一つの考え方だけど、同じ経営者っていう視点に立ってみれば、もう少し工夫することによって商品が二倍に売れるかもしれないという考え方も出来るのかなって思うんです。経費は掛かる、でも、倍売れれば、それに携わる人たちは、さらに潤う。そういうことを含めて、店舗の企画をしていきたいというのはありますね。
会社全体としては、「え、あの会社って上場してなかったの?」って言われるような会社にしたいですね。やっぱり、大きい会社って上場しているイメージがありますよね?でも実際は、株を配って、株価の操作して資金を回していくより、会社に資産を残しながら経営していく方が、会社として安定感が出るんですよね。上場した方が会社としては大きくなるかもしれない。だけど、上場しないことによって、会社の経営が安定して、社員も安心して働ける。そう考えたら、上場会社だと思っていたら、非上場だったっていうような会社にしていきたいですね。




